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思考力を養う
2010 / 07 / 10 ( Sat )
塾HPに「子どもにとって大切なものって?」を載せましたが、その中に出てきた「思考力」について。

ここでは思考力ってどうやって養うんだろうってお話です。

そもそも思考力ってなんでしょう。これは明らかに複合的な能力です。ですので、一朝一夕に何かの問題集さえすれば身につくといった単純な能力ではありません。問題を解決するために必要な力の、知識を除いた部分すべてです。問題を解決するために必要なさまざまな考え方をすべて一まとめにして「思考力」と呼んでいるんです。

なので、たとえば、帰納的な考え方や演繹的な考え方、具体的な考え方や抽象的な考え方、頭の中での考え方や紙面上での考え方、図や表を使った考え方や数や式を使った考え方、または、複数の人間を用いての考え方、と本当にさまざまな思考法があります。これらすべての能力を一まとめにして一言で「思考力」と呼んでいるのです。

こう見てみると思考力を鍛えることの困難さが分かると思います。ただ、鍛える方法って実は簡単なんです。ずばり

教えないこと!

です。思いっきり塾の存在意味を全否定していますが、これが正解です。教えれば教えるほど子どもは自身で思考しなくなります。口を開けてエサを待っているかのごとくです。自分で食べ物を探しに行きましょう。そうすればいろいろと考えないといけませんよね。学習とは本来、そういった自分で考え、悩み、試行錯誤するべきものです。

ちなみに、最近はやりの右脳を鍛えるみたいなのですが、あれは思考力なんて全く養いません。逆に、思考する前の、見たり聞いたりした瞬間に脳が行う処理能力を高めるといったトレーニングなので、ただの反射的な情報処理の練習になります。すなわちフラッシュカードのようなものでの反復演習によってなされる、瞬間処理能力を鍛えるものです。だって、右脳を鍛えるときには「考えるな!」と言われますからね(笑)。なので、もちろん何か創造するときに必要な能力ではありません。右脳を鍛えても数学は全く解けませんよ。

それどころか「右脳を鍛える」として行われる演習自体も本当に鍛えているのかどうか怪しいようです…。専門的な見地から否定されている方がいらっしゃるぐらいですから。

個別教室 遊成塾
塾長 N.T.
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00 : 48 : 34 | 教育・受験 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大学受験における指導
2010 / 07 / 06 ( Tue )
高校生を指導していますが大変です。小学1年生より学習を始めて12年目の高校3年生ですら、これが普通といった現状です。これは特殊な状況で高校生になって初めて塾に行ったという子ではなく、逆です。小学生のころから塾に通い続けていた子たちです。

《初質問》 軽く追い返されます
生徒「先生、この問題、質問。」
私 「ノートは?」
生徒「えっ、分からないから質問なんやし。ノートには何も書いてない。」
私 「できるところまでノートにやって、それを持ってこよう。」

《十数分後》
生徒「先生、やってみたけどやっぱり分からへん。」
私 「ノート見せて。・・・、問題番号しか書いてへんけど?」
生徒「だってわからへんねんもん。」
私 「問題の意味も何も分からないってこと?」
生徒「そういうわけではないけど…。」
私 「じゃ、分かることだけでも書いてくる。問題に与えられている式も書いてへんし、図も描いてへんし、そんなんで解けるわけないやん。」

《さらに十数分後》
生徒「先生、無理。できへん。」
私 「ノート見せて・・・、なんで消しゴムで全部消してあるん?」
生徒「分からへんから。」
私 「消しゴムで消していいのは明らかに間違っているときだけ。他は残しておこう!消したの、もう一回書いてこよう。」
生徒「え~~」

《生徒、めげずにさらに数分後》
生徒「先生、とりあえず何か書いてみたけど…。」
私 「ん~、じゃ、分かっているところまで説明してみて。」
生徒「えっ?」
私 「この式、どうしてこういう変形したん?」
生徒「さぁ~、なんとなく。」
私 「・・・、なんとなくでは解けへんで。図も小さすぎで適当すぎや。図は解答の一部やで、きちんと大きく綺麗にかこう!」

こんな調子でスタートです。大変ですね~、数学始めて6年目でこれです。
で、質問の回数を重ねていくと次のような状況になっていきます。

《慣れた感じでいつものように質問を持ってくる》
生徒「先生、この問題やねんけど。ここまで行ってんけど、この後がわからへん。」
私 「ふぅ~ん、ところで、問題では何を問われているの?」
生徒「S の最大値」
私 「で、この出てきた式はなんなの?」
生徒「S の値…。ん~・・・、平方完成するんか?」
私 「やね。」
生徒「あ~、そうか~」

ここまで行き着くのでも相当な時間と労力がかかっていますが(笑)
さらに時間をかけていくと次のようになります。

《悩み疲れたといった感じで質問に来る》
生徒「先生、この問題、よくわからへんねんけど。だって、これはこうやからこうでこうでこうやんか。で、そうなってこうなのに・・・、あ、どこが変か分かったわ。不思議や・・・、最近、先生の顔みたらわかるねん。」
私 「(笑)質問持ってくる前にもう一度、自分でしっかり考えてみ。冷やかしにはこんでええで。」
生徒「(笑)」

これでようやく終了です。終了というのはもちろん、数学の問題の解き方を教えることです。彼にとっては数学の勉強の始まりです!

数学の勉強法をきちんと教えておいてほしいものです。これを多数にやっていくととても大変ですので(苦笑)

個別教室 遊成塾
塾長 N.T.
22 : 07 : 05 | 教育・受験 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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